食べてくれないベルセオレガメ
飼われているリクガメの仲間はたくさんいれど
こんなにも初期の給餌が難しい種類はいるでしょうか。
飼育書には
「立ち上がってしまえば丈夫」
なんてよく記載を見かけますが
どんな種類でもそれは当てはまりそうです。
こういうのは個体差もあると思うのですが
飼育スタートして間もないタイミングで受診されるのが多い種類です。
ホームセオレやモリセオレもいますが、飼育される絶対数が違うのか
ほとんどがベルちゃんです。
内部寄生虫の罹患率が高く、
(それもやはりWCだからなのか?証明はされてません)
駆虫依頼も多いのですが
ズバリ、寄生虫の問題以前に
重度の脱水に陥っている個体が多いと思います。
脱水は病名ではなく、所見にすぎません。
ただ、脱水の進行は多臓器不全へとつながります。
動けないほど弱ってしまった個体は
いくら温浴したとしても口をそもそも動かすことができません。
このようなときは点滴が非常に有効です。
少しずつではありますが、回復してくるとうれしいですね!
どうか動物病院をうまくつかって欲しいです。